企画展   横井照子  版画の世界 – リトグラフを中心に –        白菊  エッグテンペラ  1995

 

リトグラフは版画の中でも 最も絵画的な表現が生かされる技法です。

横井のリトグラフは、全てがオリジナルで、横井自身が下絵を描き、版作りと刷りを監修しました。
また、仕上がり後は 時に筆を加えるため、同じ作品が二度とありません。

使用する色の数だけジンク版を重ねていくため  作業工程が複雑で、制作に時間を要しますが、
「版を重ねるごとに思いがけない色に仕上がり、描いた絵が印刷した後 反転し、想像もつかない構図になるところが面白い」
と、横井はリトグラフの魅力を語っています。

横井照子の版画作品を ぜひこの機会にお楽しみ下さい。   2024.12.13 –